いつも「hocagoブログ」
ポートレートを撮りたくて仕方がない凌汰郎です。
今日はタイトル通り、キヤノンの6D Mark2についてお話したい。
実は最近、凌汰郎はカメラを買うために節約生活に尽力していた。
凌汰郎の節約術についてはまたの機会に記事にしようと思うのだが、私が今回買おうと決めたカメラこそが6D Mark2なのだ。
この6D Mark2という選択に疑問を持つ人は多いのではないだろうか。
6D Mark2を買う意味。そもそも今さら一眼レフ機は必要か。
実際、私は他の記事でスマホカメラの素晴らしさを紹介したばかりだし、時代に乗るという点ではミラーレス機の選択が当たり前になってきた。
あるフォトグラファーは2018年を「一眼レフ機が死んだ年」と表現しており、私もその意見は間違いではないと思う。
しかし、その中で私が6D Mark2という選択をしたのは(一応)商業カメラマンとして、キヤノンユーザーとしての個人的考えがあった故である。
きっとこの選択が全ての人に当てはまるわけではないので、
「こういう考えの奴もいるんだなぁ」くらいの気持ちで読んでいただけると幸いだ。
6D Mark2を選ぶ理由
まず大前提として、前述の通り私が根っからのキヤノンユーザーであること。そして、本業で使用している機材がキヤノンの一眼レフ機であること。(ちなみによく使用するのは5D Mark4と6D Mark2。どちらも会社が所有しているもの。)
趣味での撮影がメインなら、正直いろんなメーカーを使ってみたい。なんならSONYのa7系にするか散々迷った。
しかし、凌汰郎は個人のお仕事などで使う可能性が大いにあるので、商用で使うことを加味しなければならない。そういった点で、キヤノン機で、なおかつ使い慣れている機材が良い。
そして、先ほどと同じ理由で、キヤノンのLレンズを使う機会が多い。
数年前まではそんな高級品を使う日が来るなんで夢にも思っていなかった。しかし、キヤノン機を使用するメディアがLレンズを持っていない、といことはまずありえないだろう。
私もその恩恵を受け、Lレンズを日常的に使用することになったのだが、正直、一度使ってからというもの、もう安いレンズには戻れなくなってしまった。
もちろん、サードパーティ製のレンズも買い足す予定だが、「Lレンズを生かせるカメラ」というのは最低条件だ。
なのでフルサイズ機は必然的に欲しくなる。
もう一点。6D Mark2を語る上で重要になるポイントがある。バリアングルモニターだ。
私は自撮りをするわけではないので、そこまで必要ないのでは?と思っていた頃もあったのだが、時代がその意見を大きく変化させた。
フォトグラファーは時に、喫煙者と似た扱いを受ける。
たとえマナーをきっちり守っている喫煙者であったとしても、”タバコを吸う”という事実だけで言葉通り煙たがられてしまう。
肖像権やマナーが悪い写真家について騒がれている今日、善良なフォトグラファーもそれらの問題には無関係ではなく、街中で撮影する際は十分な注意を払わなければならない。
ましてや、街中でうつ伏せになってローアングルを狙う、なんてことは時代が許さないし、正直そんな人がいたら自分もドン引きする。(でも本当はうつ伏せになってファインダーを覗きたい)
そんな悩みをバリアングルモニターなら解消できるのだ。
もっとも、バリアングルを過信して無闇矢鱈に撮影することも危険なのだが。
なぜこの時代にミラーレス機じゃないのか
最近では、大手メーカーもミラーレス市場に参入し、2018年はミラーレス時代の幕開けとなった時代と言えるだろう。
ここまで騒がれているミラーレス機だが、まだ商業カメラマンの間ではあまり浸透していないのが現状だ。
まだまだ様子を伺いたいのだろう。私もその中の一人だ。
これから先、1〜2年で一眼レフ機が使用されなくなりました、ということは無いだろうし、今まで培ってきた信頼、安心感がある。2年後ミラーレスに乗り換えても遅くは無いのではないだろうか。
そして何より、キヤノンがフルサイズミラーレス機を出したのは、ほんの数ヶ月前だ。
SONYだって今の製品を造るまで数年を要しているのだから、キヤノンだってまだまだこれからだ。
それは凌汰郎が5DMark4ではなく6D Mark2を買う理由でもある。
まあ簡単な話で、今一眼レフ機に大きなお金を費やすよりも、数年後発売されるであろう、プロも認める本気のCanonフルサイズミラーレス機のため貯金をすべきだ、と私は思う。
その時は6D Mark2をサブ機として利用できるし、レンズもアダプタがあれば無駄にはならない。(てかもし無駄になるような環境になったらユーザーが黙ってないと思う笑)
その頃にはRFレンズも充実しているだろう。とても楽しみだ。
6D Mark2を使う上で気をつけること
散々褒めてきた6D Mark2だが、もちろん完璧なボディというわけでは無い。
・AFポイントの範囲が狭い
・シングルスロットであること
・4K動画が撮れない
この辺は理解した上で購入したいところだ。
そのほかにもファインダーの視野率が100%では無い、ということも問題視されるが、正直仕事で使っていて不便に思ったことはあまり無い。
自分の用途にあったカメラを
グダグダと語ってきたが、要するに自分が何を撮りたいか、どこに持って行くのかで機材を選ぶことが重要だ。
旅行先で少し写真を撮りたいくらいならスマホで十分なことは多いし、取材に使用するのであれば一眼レフを持っているという信頼度はあるだろう(取材にきたカメラマンのカメラがスマホだったら嫌だよね笑)。
少なからずカメラは安い買い物では無いので、その機材を買う理由が明確であるべきである。
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