コナヒキの心を動かす名コピーたち

どうもでございます。

『hocago Project』ライティング担当のユトリ・コナヒキです。

あけましておめでとうございます。
2019年もよろしくお願いいたします。

街中でよく見かけるポスターをはじめとした広告たち。

みなさんは「どこ」をよく見ますか?

僕は、広告で語られる「コピー」という名のストーリーをつい見てしまいます。

僕が憧れる職業であるコピーライターが手掛けたコピー。
それは、見た人の心を動かす魔法のことばだと、そう思います。

僕の書斎スペースの脇には必ずコピーの本が置いてあるぐらいにはコピーを読むのが好きなので、好きなコピーをちょっとだけ紹介する記事とします。

キャッチコピー、ボディコピー、リードコピー……。
所謂コピーと呼ばれるものにはたくさんの分類がありますが、ここでは特定のどれかに絞らずに紹介します。というか、キャッチもボディもまとめて紹介します。
きっとそのほうが、コピーという物語を1番楽しめると思いますので!

「負けるもんか。」

頑張っていれば、いつか報われる。

持ち続ければ、夢は叶う。

そんなのは幻想だ。

たいてい、努力は報われない。

たいてい、正義は勝てやしない。

たいてい、夢は叶わない。

そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。

けれど、それがどうした?

スタートはそこからだ。

新しいことをやれば、必ずしくじる。

腹が立つ。

だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。

さぁ、昨日までの自分を超えろ。

昨日までのHondaを超えろ。

ホンダ

コナヒキ
力が強い。力があまりにも強すぎるコピー。CMでもこのコピーは流れていた気がします。人を勇気づける名コピーです。

未来は、絶対に変えられる。

初めて僕にボールをくれたのは、おじいちゃんだった。

「誠、サッカー、って言うんだよ」

放課後も、休みの日も、夢中でボールを追いかけた。

「あいつ、また一人で練習してるよ」

サッカーだけは、誰にも負けたくなかった。

「たかが遊びで、熱くなるなよ」

あの小学校最後の大会も、優勝できると信じていた。

「ベスト16でも、十分だよ」
「仕方ないさ」

僕は、特別な選手じゃないのかもしれない。

それでも、サッカーが好きで好きでたまらなかった。

まわりの反対を押しきってでも、その夢を叶えたかった。

プロになりたい。

「長谷部にプロは無理だ」
「体も細いし、スピードも足りない」

絶対に、プロになりたい。

「他にも道はある」
「思い直せ」
「あきらめろ」

その時、背中を押してくれたのは、あの人だった。

「人生は一度しかないんだよ」
「誠、男なら挑戦するべきだ」

だから、どんなに苦しくても、どんなに報われなくても、僕は挑戦をやめない。

今を生きる。

一生懸命、今を生きる。

近道はない。

立ち止まるな。

未来は、絶対に変えられる。

JAL

コナヒキ

JALのCM「挑戦をやめない人」より。これも力強いコピーです。
僕もこんな力強いコピーを書いてみたい。力強くないけど。
このコピーのモデルは元日本代表キャプテンの長谷部誠です。

今日のことを、いつかスローモーションで思い出す。

彼の言葉に、私はわざと聞こえないふりをした。

「ねぇ、この舌平目おいしいね」

その言葉を、もういちど聞いておきたかったから。

間の悪くなった彼は、東京會舘のうんちくを話し始めた。

「この料理は、東京會舘の創業当時からだされていたんだって・・・」

彼の言葉は、天井あたりをさまよっている。

「ボンファムといってね、貴婦人という意味らしいんだけど・・・」

「ね、もう一度言ってみて」と、さえぎる私。

「ボンファム・・・」と言ったまま、沈黙が流れた。

「ううん、その前に言ったことば」私は、ゆっくり姿勢を正す。

いたずらを白状する子供のように、彼はその日二度目の告白をした。

「結婚してください」

東京會舘

コナヒキ
結婚式場などを経営する東京會舘のコピー。僕は文のラストにサビをもってくるその粋な演出がとても好きです。これがそれに該当します。特別難しいことばを使っていないけれど、こんな素晴らしいコピーは僕には書けない。

人生が、ラブストーリーでありますように。

私は、「その人」との約束を破った。

生まれて初めて愛した異性。

生まれて初めてバレンタインデーに、

チョコレートを贈った相手。

完璧な人生の先輩。

愛妻の存在は知っていたけど、私は本気だった。

なのに、だんだん欠点が見え始めた。

大切な時に、仕事。束縛。

年下の私をいつまでも子供あつかいすることにも

我慢できなくなった。

会話が途切れた。

長い年月…。

そして大学を出た私には、他に好きな人が。

どこか「その人」に似ていた。

結婚を決意。

「その人」は黙っているだけだった。

式は、2月14日。

新しい恋人に私が愛を告白した日。

その朝、「その人」と二人きりで会い、

お別れのチョコレートを贈った。

「約束を破ってごめんね」という言葉に、

「その人」と私は数年ぶりの笑顔をかわした。

バージンロードへ向かう私は、

守れなかった「約束」を心の中で繰り返していた。

「大きくなったらパパのお嫁さんになるの」

チョコレートで、愛を伝える日。

チョコレートは、明治。

明治製菓

コナヒキ
もしやバッドエンドか? いや、ハッピーエンドだぁ! そんなコピー。読み進めていくと、正体が見えるコピー、僕は好きです。「人生が、ラブストーリーでありますように。」なんだこのセンスは。ちなみにボディの部分は何種類もあります。

言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。

言えない。
言える。

言えない。
言える。

言えない。
言える。

言えない。
言える。

言えない。
言える。

言えない。

言えないことの方が多いから、
人は書くのだと思う。

書く、を支える。

PILOT

コナヒキ
自己紹介記事で書いたことを回収します。1番心に残っているコピーです。
僕がこれをクライアントに出したら却下されそうな匂いのするコピーです笑
書こう。心の向くまま、気の向くままに。

まとめ

「こいつこの記事手抜きだな」と思われても仕方のないほどのコピペっぷり。

選ぶのは割と苦労したから……。苦労したから!!!

選出するにあたって色々なコピーを改めて見直しましたが、企業の広告塔となっているだけあってどれも素晴らしいコピーでした。

電通や博報堂のような大手広告代理店のコピーライターという職についている人の頭の中を覗きたいです。普段どんなことを考えて生活しているのだろう。

いつか、人の心を動かせるようなものを書いてみたいなぁ。

「あれ、俺が書いたんだ。」って人に自慢できるぐらいの。
そんな大きいものを書いてみたいです。

書きながら聞いた曲

BiS – WHOLE LOTTA LOVE


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