人生に「地域おこし協力隊」という選択。

いつも「hocagoブログ」ご覧いただきありがとうございます!

田舎大好き芸人の凌汰郎です。

 

突然ですが、皆さんは「地域おこし協力隊」をご存知でしょうか?

知っているという方も少なくないでしょう。

「地域おこし協力隊」とは

人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。

(出典: Wikipedia – 地域おこし協力隊)

 

簡単に言えば、協力隊員を募集している自治体に移住し、地域活性化のためのお手伝いをするという制度です。

しかも、給与は自治体から支給され(金額は自治体によって差がある)、それ以外にも活動をするために必要なお金だったり、住居の提供・家賃補助をしてくれる自治体も。

つまり、田舎が好きな人にとってはこれ以上ないほどの魅力的な制度なのです。

実際に全国の隊員数も、制度が始まった平成21年度が89人だったのに対し、平成29年度には4830人まで増え、実施自治体・隊員希望者ともに年々増加していることがわかります。

今まで田舎暮らしに憧れがあった人たちは、職への不安を抱くことなく田舎へと移り住むことができ、国全体の意識が地方に向き始める要因の一つとなりました。

しかし、この制度に疑問を持つ方も多いようです。

「正直なところ、そんなうまい話あるの…?」と。

 

世間から見た「地域おこし協力隊」

 

昨日、このような記事を見つけました。

 下野新聞 SOON 
塩谷町「地域おこし協力隊」全4人途中退任へ 町職員の嫌がらせと取れる行為調査も|社会,政治行政,県内主要,地域の話題|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/110181
塩谷町地域おこし協力隊員の4人全員が、任期途中の12月末で退任することが11日、分かった。協力隊に関する業務を担当する町職員(31)に、一部隊員に対して嫌がらせと...

 

内容は塩谷町の地域おこし協力隊 全4名が12月に中途退任するとの内容でした。

退任する理由は4名それぞれ違うようですが、町職員の悪質な嫌がらせ行為があったことを認めています。

まず前提として言えることは、4名の隊員がいるということはとても恵まれている状況だということです。凌汰郎は仕事柄、地域おこし協力隊員のお話を伺う機会がたまにあるのですが、地域によってはまったく隊員希望者が現れない、ということも珍しくないそう。

しかも、塩谷町の隊員は男性・女性が2名ずつ。これもまた恵まれています。外から来た方の意見が男女それぞれの目線で知ることができるのです。

その環境を役場が壊してしまうのですから、もったいない、としか言いようがありません。

 

塩谷町以外にもこのような事例はいくつかあるようで、隊員として採用されたにも関わらず、役所のトイレ掃除等の雑用ばかりさせられた、などの報告も。

このような事例に「地域おこし協力隊」への不信感を抱く人も増えてきたように感じます。

「大体、田舎で楽して暮らすのに行政からお金もらうはおかしい」

という意見もあるようです。

 

 

そこで凌汰郎が伝えたいことは3つ。

・隊員は雑用係じゃない、情熱を持った救世主だ。

・隊員の活動はめちゃくちゃ大変。

・悪い自治体ばかりじゃない。活躍できる自治体が必ずある。

 

若者が輝ける場所

 

僕が仲良くさせてもらっている隊員の方は、僕が村イベントの取材に行くと必ずいます。たとえ休日であっても。

ましてや農業に休みなどないので、毎日野菜の栽培に熱心に取り組まれています。

 

凌汰郎は思います。

本当に地域が好きじゃないと絶対できない!!!!!」

 

きっと隊員になるのにも相当な覚悟が必要だったでしょう。

これほどの情熱を持つ若者を生かさない手など無いはずなのです。

 

そして何より、その隊員の方は役場さんと仲が良さそう。

活動で問題があれば役場さんがアドバイスし、イベントで人手が足りなければ隊員がお手伝いをする。協力体制が整ったいい自治体です。

(正直、この自治体の印象が強かったので、世間でこんなに問題が起きていることにかなり驚きました。だってお互いがwin-winの制度であるはずなのですから…)

 

このような自治体は少なくないと凌汰郎は思います。

もし本気で地域おこし協力隊になりたい!と考えている方は

 

・協力隊体験イベントに参加する

・実際に役場に話を聞きに行く

・活動をしている先輩隊員に話を聞く

 

この3つをオススメします。先輩隊員さんとは体験イベントでお話できることが多いです。

良い自治体に出会えれば、他には無い経験をさせてもらえるでしょう。

活動期間もあっという間にすぎてしまうかもしれませんね。

 

あなたを”救世主として”必要としている場所がきっとあります。

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